2008年04月22日 12時00分

子供向け教材、中国進出で会員10万人突破

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 北京オリンピック開催に向けて、経済発展・国際化が進んでいる中国で、ベネッセコーポレーションが国内で展開している、幼児向け会員制講座「こどもちゃれんじ」の中国版「楽智小天地」を08年1月から本格的に展開。08年度4月の時点で会員数が10万人を突破するなど、好調な滑り出しをみせていることがわかった。

 日本では少子化が進む一方、中国では、幼児人口が中国全土で約1億人、さらに「楽智小天地」のような教材の購入を検討できる収入のある家庭の子供は約600万人と、日本国内の市場と同等規模。今後はさらに市場の拡大がる見込めることから、中国への進出が決定した。

 また、10年以上にわたり経済成長率10%前後の成長が持続しており、今後5年間も同水準での推移が見込まれているなど成長著しい中国では、一人っ子政策の影響で子どもへの投資に抵抗がない親が多いことや、子どもに対する教育熱が高いことなどからも、中国の幼児教育市場が有望と判断。「こどもちゃれんじ」のキャラクターで、日本ではアニメ番組も放送されている「しまじろう」は、「楽智小天地」でも「巧虎(チャオフー)」として登場している。

 ベネッセは東アジアにおける事業にも注目しており、中国のほかにも台湾および韓国にて事業展開に取り組むなど、日本以外の国でも活動を拡大していく方針となっている。

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